状況
Microsoft の Visual Studio 2012 for Web の無償版(Express版)はファイル追加メニューから一応 CoffeeScript ファイルを作ることができる。ただし、- CoffeeScript に関してはインテリセンス、構文色分け、コンパイル機能がない
- 上位の有償版 Visual Studio にはこのためのアドオンがあるが、Express版で使えない
- Express版でも使える NuGetのパッケージ JurassicCoffee は自動コンパイル機能を持つが、エラー表示がされない(CoffeeScript 1.6.3)
対応
コンパイラを呼び出すコマンドを外部ツール登録する。準備
(手順省略)Windows 版の npm のインストール
CoffeeScript のインストール
外部ツール登録
「ツール>外部ツール(E)...」から。タイトル:
Compile Coffee 等、適当に。コマンド:
coffee.cmd のフルパス。例えば Windows 7 でのデフォルトはユーザーディレクトリの App Data\Roaming\npm\パスを通している場合は、コマンドプロンプトで
where coffeeと入力して場所が調べられる。
引数:
-cbwm $(ItemPath)ここで
- オプションの c はコンパイル命令。必須
- b はコード内の関数全体をブロックで囲わないオプション。任意
- w はウォッチモード。コマンドは終了せず、ファイルの更新を検知して自動コンパイルする。任意だが便利
- m はソースマップ生成。Chrome でデバッグが便利になる。任意
初期ディレクトリ:
$(ItemDir)出力ウィンドウを使用:
Visual Studio 内の出力ウィンドウに結果表示。オフにすると替わりに DOS窓が開く。ショートカットキーの割り当て
ツール>オプション>環境>キーボード「以下の文字列を含むコマンドを表示」に「ツール.外部」を入力して絞り込む。
デフォルトではショートカットの割り当てがないので、例えば「Ctrl+Num -」あたりに設定。
外部ツールの呼び出し
CoffeeScript ファイルを編集中に、設定したショートカットキーかメニュー(ツール>外部ツール)を使って呼び出す。コンパイルが成功すれば出力ウィンドウに(時間)compiled: (ファイルパス)と表示され、失敗すればエラー内容が表示される。
一度呼び出すとウォッチモードに入るので、以降はファイルの保存時に自動コンパイルされる。